子どもの入院③
- 2021.06.20
- 2人目育休中

ニコが入院して
2~3日後の夜、事態は急展開した。入院中のニコの容態が急変したのだ。ちょっと様子がおかしいなと思いナースコールし、看護師さんに診て頂く。看護師さんが主治医を呼び、聴診した主治医が神妙な面持ちで「…お母さん、これいつからですか?」と仰った。つい先ほどからだと答える。その後すぐバタバタと検査の手配が始められた。医師と看護師さん、検査技師さん、続々と人が病室へ集まってくる。看護師さんが廊下にパイプ椅子を一つパン!と開き「お母さんはこちらでお待ちください!」と私は廊下へ出された。椅子を用意してもらっても座る気になどなれるはずがない。一体何が起こったのか…。目の前で急展開していく現実についていけなかった。トーフはこの頃も相変わらずぶすっと怒った空気を出していたけれど、話したくないとかそんなことを言っている場合ではなかった。私はトーフに電話した。

トーフがやってくる頃には
看護師さんや、検査技師さんがバタバタとニコのいる病室を出たり入ったりしていた。ただならぬ空気。何が起こっているのか分からないけれどニコの状態が良くないことだけは分かった。先生がICUのベッドを確保してもらうところだと私たちに話し、私たちはナースステーションへ呼ばれ、今のニコの状態について話を聞いた。入院時の検査では陰性だったRSウィルスが今回は陽性で出た、事態は一刻を争うような状況だという。この時医師からは「最悪のことも覚悟してください…」と言われた。まさか、生後2ヶ月になったばかりのわが子にこんなことが起こるなんて…と思うが、目の前で起こっていることは変えようのない現実だった。

その後
主治医の先生の後に続き私たちはICUの前まで行った。控室があるのでそこで待っていてくださいと言われたけれど、私は先生が入ったICUのドアが見える廊下に立ち、神様どうかニコを助けてくださいと祈っていた。トーフはほとんど控室にいたと記憶している。私はICUのドアが見えるところと控室とを行ったり来たりしていた。先生が何度か承諾書にサインが欲しいといらっしゃった記憶があるが、とにかく長い時間待った。ようやくICUへ呼ばれたのは朝の4時頃だった。挿管され、沢山のコードが付いた状態だったけれどスヤスヤと眠っているニコの顔を見て涙が溢れた。このとき関わってくださった主治医、小児科病棟の看護師さん、ICUの看護師さんの顔と名前はいまだによく覚えている。ICUに運ばれて一命を取り留めたとはいえ、余談を許さない状況であった。小児科病棟の荷物を片付けて一旦帰宅したけれど、なんでこんなことになったんだろう…とボーっと考えることしかできなかった。

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つづく
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