離婚が見え始めた事件 81〜トーフからの要求〜

トーフが

最初に言った『1時間』はとっくに過ぎていたが、トーフはベラベラと喋り続けていた。私は相変わらずキッチンの隅っこで体育座りをしていた。トーフは「部屋が汚い」「玄関が汚い」「ダイニングテーブルの上にいつも何か乗っている」等々そんなのわざわざ私に言ってやらせないで気付いた時にお前がやればいいじゃん…というような文句(？)をベラベラと喋っていた。

そして

こちらからの要求の『ゴミ捨てをしてほしい』については「ゴミを捨てて欲しかったら俺が出かける時間にあとは捨てるだけの状態にして玄関に置いておくことや」と言った。そんなの…ゴミをゴミ捨て場に移動するだけだったらイチでもできる。たったこれだけで俺はやってると言われてはたまらない。『休みの日にはお風呂を洗って欲しい』については「風呂洗いはしない！」などと断言した。自分だって毎日ゴミを出しているしお風呂にも入っているのによくもまぁ堂々とこんな事を言えるものだ。恥ずかしいとは思わないのだろうか。そしてこの後のトーフからの要求を以て長かった話し合い(？)が終わる。つづく